印刷インキ基礎入門

印刷インキの種類

インキとはなんでしょうか?インクもインキも同じものを指す言葉ですが、明治時代はインキという言葉がよく使われていたそうです。弊社の創業も古いため社名もインキとなっております。現在はインクがよく使われ、辞書を引くと筆記や印刷に用いる有色の液体と書いてあります。東京インキの社内では世の中と違ってインキという言葉が圧倒的によく使われます。印刷には様々な方式や装置があり、それぞれに対応するインキが必要となります。印刷はその版式によって凸版、凹版、平版、孔版に大別されます。そして版式による分類で活版インキ(凸版)、平版インキ(平版)、スクリーンインキ(孔版)などと呼ばれます。なお平版は「へいはん」と読みます。また用途による分類では新聞インキ、ポスター用インキ等、非常にたくさんの種類があります。さらにインキ中の溶剤や乾燥硬化方式による分類から水性インキや熱乾燥インキ、紫外線硬化インキなどがあります。そのほか機能性インキとして磁気を検出して文字を読みとる磁性インキ、香りを出す芳香ニスインキなどの特殊インキも多岐にわたります。

印刷インキが出来るまで

このようにしてオフセットインキはつくられています。 水性と油性の原料を混ぜ合わせてつくるので高度な練肉技術が要求されます。
それゆえに製品の品質管理はとても大切な仕事です。

印刷インキを取り捲く現状

様々な用途、印刷方式、機能性を満たすインキが求められており、多様化と高付加価値化の要求があります。弊社芳香ニスのハイセントは印刷物にフルーツ等の香りをつけることができ、印刷物に高付加価値をつける例といえます。水なし平版インキはオフセット印刷で湿し水を使わずに印刷ができます。シリコーン樹脂製の版を使用することで、印刷作業者の熟練度を要求せずに作業の軽減ができるインキです。
環境問題から低毒性溶剤使用インキや水を溶剤として使用する水性インキ、多環式芳香族を含まないように処理したアロマフリー溶剤使用インキ、無溶剤のUVインキ、天然の大豆油をインキ溶剤として使用する大豆油インキなどが開発されています。
印刷は短納期化しており、いかに速く、いかに安く、高品質を提供できるかというテーマがあります。弊社はこれに答えるべく印刷インキの改良と開発に注力しております。