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今井健吾(イマイケンゴ/37歳) 東京理科大学 理学部応用化学科 今までやった仕事:分析・解析業務(5年間)/技術開発・研究(現職・今年で7年目) 部署・所属:開発技術部技術第2グループ |

顔料の分散技術を研究・開発しています。
ナノサイズの顔料の分散体研究を通して培った分散技術・評価技術を、既成のプラスチック製品着色技術の底上げや新製品開発などに応用する技術職です。また医薬品などへの技術の転用などにも取り組んでいます。

興味がある高分子の分野で、好きなことに取り組みたいと思って。
大学時代に学んだ分野のなかでも、高分子の性質に特に面白さを感じていて、就職活動でもその知識が活かせる化学メーカーを希望していました。そんななか大学に当社の募集が来ていたことから、世の中を鮮やかに彩る色彩のもととなる顔料にも高分子が配合されていることを知り、関心を抱いたのです。そして会社訪問の際には、大学の先輩でもある社員の方々とお話をする機会があり、志さえあれば個々の意見を尊重してくれる社風だということが伝わってきました。また先端技術が活かされている現場だという緊張感を工場見学で感じ、仕事への興味がさらに高まったのです。入社後も、自分のやりたいことをやらせてもらえる会社だと日々実感しています。

自分の確立したメカニズムが、仮説通りに証明されました。
色を鮮やかに発現させるためには、粒子を数十ナノサイズに近づける必要があり、その技術の一つに物理的エネルギーによって粒子を微細化する方法があります。しかし過度なエネルギーを与えると、過剰な粉砕が生じるんです。そこで、粉砕のエネルギーを調節する分散装置を開発し、新たな分散方法を確立。そのメカニズムの仮説が証明された時は本当に嬉しく、技術者としての充実感も得られました。社会人になると、自分の面白いと思うことだけに関わってはいられません。市場のニーズを見て「こんなものができないか」とアプローチし、利益を生み出す必要があるのです。習得した知識と技術力が多いほど、ユニークな製品を創造できると思います。
自分のアイデアが、すでに先行研究されていて落胆することも。
自分が現在関わっている技術の位置づけを明確化するためにも、先行技術や優先特許、業界の最新動向などの情報に対して、アンテナを張り巡らしておくことが重要です。この業界でも、技術や研究の進歩は目覚しいものがあり「こんなのはどうだろう?」とアイデアを出してみたところ「もう出ているよ」と言われてガックリしたことも少なくありません。技術者の傾向として、こだわりが強く、他人の意見を聞かないことも多々あるので、今行っている研究を台無しにしないように、周囲を見渡す柔軟な姿勢が必要になります。また、モノづくりで問題に直面するのは当然。それを打破する技術的な知識を養っておくことも大切です。
就職活動をスタートするにあたって「何をしたいのか」という自分の意思を明確にしておくことが大切。また、会社の規模や社風、方針によっても異なってきますが、面接では自分がこの会社でどんなことをやりたいのかをある程度伝えておいた方がいいと思います。そこで自分の良さを見出してくれる人事担当者に出会えたら、さらにラッキーでしょう。自分が望むポジションで仕事ができるのであれば、仕事へのやりがいも増すはずですよ。