当社グループは、2030年に目指す姿として、長期ビジョン「TOKYOink Vision 2030」を策定し、公表しております。その際、色彩を軸に、インキやプラスチックに代表される化学品を扱うBtoBメーカーである当社グループが、これからの持続可能な社会のために何ができるのかについて問い直し、改めて、『「伝える」「彩る」「守る」ことで、豊かな未来を実現する』をパーパス(存在意義)として掲げることにいたしました。
また、長期ビジョンの実現に向けて、持続的成長と中長期的な企業価値向上を図るべく、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応に関する東京証券取引所からの要請に関し、現状分析・評価を行い、改善に向けた今後の方針・目標や具体的な取り組みについて、「持続的な企業価値向上に向けた取り組み ~資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応~」にて公表しております。
これらを踏まえ、2030年までのビジョンとして、「持続可能な価値を提供し続ける企業グループへ」を掲げている当社グループにとって、中期経営計画「TOKYOink 2027」は様々な「変革の実践」を遂げる期間と位置付けております。そのために必要な、既存事業の最適化に向けた低収益製品の整理や周辺領域への進出などによる事業ポートフォリオの変革、新規事業創出に向けた調査・検討などに取り組んでまいります。