東京インキ株式会社(本社:東京都北区、代表取締役社長:堀川聡)は、2026年8月3日(月)より、当社公式コーポレートサイトにて「プラスチックシンチレータ」機能を備えた3Dプリンターフィラメントの改良モデル『ルミネード®C 3DPフィラメント』の販売を開始いたします。
本製品は、2025年8月に販売を開始した『ルミネード® 3DPフィラメント』の改良モデルです。透明度が向上しており、厚みのある造形物においても高いシンチレータ性能を発揮します。
従来品では製造上の制約からわずかな白濁が生じていましたが、原材料および製造条件の見直しにより、高い透明度を実現しました。これにより、従来品の造形性を維持しつつ、よりクリアな造形が可能となっています。
本製品は、放射線検出に用いられるプラスチックシンチレータの特性を備え、FFF方式3Dプリンターで造形可能なフィラメントです。研究・教育・実験用途において、簡便な試作を可能にする手法として、幅広い分野での活用が期待できます。
- 高透明性
- 高精度造形
- シンチレータ用途に最適化
- 熱溶解方式対応
- 自由な形状設計
原材料および製造条件の最適化により、高い透明性を実現しました。
厚みのある造形物においても、光の取り出し効率に優れたクリアな造形が可能です。
『ルミネード®』と同様のポリスチレンを使用しています。
寸法精度に優れ、研究用途におけるシンチレータ造形に適しています。
β線などの放射線検出や教育用教材など、シンチレータとしての機能を持つ造形物の製作が可能です。
従来のペレット・シートタイプに加え、3Dプリントによる自由な形状設計が可能になりました。
一般的な熱溶解(FFF)方式の3Dプリンターで使用可能です。
フィラメント径は1.65~1.75mmとなっており、安定した供給と造形が可能です。
金型不要で、少量生産や試作に最適です。
複雑な形状やカスタム設計にも柔軟に対応します。
従来品の販売を通じて、より高い透明度を求めるご要望を多くいただきました。従来品は機能上大きな問題はないものの、わずかな白濁が生じており、造形物のサイズが大きくなるほどその影響が顕在化するという課題がありました。こうした課題の解決と、3Dプリントの特長である自由設計性の活用を図るため、透明度の向上を目的として、樹脂配合および製造条件を根本から見直しました。その結果、従来品の造形性やシンチレータ特性を維持しながら、高い透明度を実現した本製品の開発に至りました。本製品により、放射線検出器の試作や教育用教材の設計自由度がさらに向上し、研究・教育現場における利便性の向上と、放射線検出技術の普及および教育の発展への貢献を目指します。